レーザー治療

土曜日に網膜変性のレーザー治療を受けた。
一応麻酔を点眼するので我慢できないような痛みではないが
照射されている時はなんともいえない嫌な鈍痛を眼の奥に感じる。
コンタクトのような物を眼球にかぶせて固定して照射するので
照射中に眼を動かす恐怖感はあまりなかったが
強烈な光で眼をあけているのか閉じているのかわからない。
否応なしに連射されるので何発打ったのか数える余裕もなく終了した。
しばらくは目の前が紫色に見えたが一晩寝てほぼ元通りになった感じだ。
それにしてもだ。
説明がたらない。
建築士でも重要事項説明が義務付けられている昨今。
術式に関する説明書的なものは一切なく
リスクや今後の経過に関する説明もなかった。

そもそも、網膜変性は僕ぐらいの年齢で近眼の人なら誰でもあっておかしくない。
体質で若年でなる人だっているらしい。
網膜が薄くなっているからって
必ず孔が明いたり剥離するかは医者にだってわからないそうだ。
(ネット調べによる。)
それにレーザー治療をしたからってしない人に比べて
どれだけ剥離するリスクが低いかというと
それもはっきりとデーターが出ているような状況ではないようだ。

ただ、はっきり言えるのは10万円ぐらいの術式で
健康保険の3割負担で3万ちょっと。
プラス生命保険に入っていれば日帰り手術扱いでお釣がくるので
医者として、お勧めし易い治療法と言えるだろう。

以前、別の病院で眼瞼下垂の手術を勧められたが
こちらも健康保険が利いて5万でできますと言われたが
正直、ほんとに大きなお世話だったんで無視しといた。
こんなことが日常的に行われているとそのうち
またレーシックの事件のようなことが起こるのではないかと危惧する。


結局はやるかやらないかは患者が決めることだし
一番良いのは、信頼できる医師に定期的に検査して経過を見てもらうことだろう。
僕の場合は信頼できる医師もいないし、自営業だし、
もし剥離、入院となった場合の
仕事や家族に対するダメージを考えると
予防線を張っておいたほうが良いと考えたので今回踏み切った。
でもほんとにちゃんとできてるのかどうかは自分では全くわからない。
医者のみが知るってのもおかしなもんだ。


レーザー治療と書いたが
正式には網膜光凝固術で治療というより予防策と考えたほうが良いだろう。
これをやったからって孔が完全にふさがるわけではなく
飛蚊症が完治するわけではない。
やっぱり目の前を黒いゴミが飛んでいる。



おそらく来年の定期健診でも緑内障を指摘されるだろうから
来年は別の病院に行くのもありかと思う。