Muddy Fox復活と思い出話など-3

仕事です。休めるかと思ってたのに急に仕事になりブルーです。
気乗りしないけどやってます。
でもやらないと来週がきついので、ちょっとでも進めます。

昨日の続き・・・


そうこうしている内に翌1988年。
ほぼSUPを買うのだ!と気持ちが固まりつつありました。
ですが念のため、今年も新カタログを取り寄せます。
届いたカタログの表紙は新たなグレードのCRM-Fが・・・
CMPとSUPの間のグレードとしてCRMが誕生してしまいました。

TANGEプレステージチューブを使いレース用に設計されたフレーム。
これはこれでまた悩み出します。
CMPは経済的に手が出ないけどCRM-Fならちょっと無理すれば手が届きそうな・・・。
CRMの誕生によりSUPはどうなったかというと

SUP-Fとモデル名にFが追加され
(Fはどういう意味だったのか聞いたような記憶もあるのですが忘れてしまいました。)
パーツのグレードが一部DEOREに格下げされコストダウンされました。
コストダウン・・・これはなんやかんや言ってもお金のない自分には最重要事項です。
ま!結局安さに負けてしまったわけですが・・。
パーツはまた節約してお金を貯めて付け替えれば良いし
当時はレース志向ではなく山岳ツーリングに憧れていましたので
これでSUP-Fに決定です。


ボーナスの支給を待ち、支給されると在庫のあるショップを電話で探しまくって
ようやく東大阪のあるショップで入手することができました。
納車されたその日は嬉しくて嬉しくて1日中乗り回していました。
そうして、駐輪場には通勤用のEXP,
狭い部屋のどでかい製図板の横には山岳走行用本格タイプのSUP-F
という生活が始まりました。
しかし、やがて仕事に忙殺されて行き
山岳走行用自転車は一度も山岳を走ることなく
輪行袋の中で眠りに付くと言う
悲しき末路を歩ませてしまうことになります・・・。


2010年、ARAYAブランドで数車種出ますが、その中にCX(SEEKS)という車種があります。
今でこそクロスバイクと言うカテゴリーは認知されていますが
実はARAYAは私のSUP-Fと同じ1988年に
MF700-CX-FというMTBフレームに700Cホイールを履かせた車種を出しています。
軽量化し、太目のセンターリッジの700Cタイヤを履かせ
明らかに街乗りを意識した仕様でした。
今から思えば何かと先進的な自転車やパーツを開発してきたARAYAさんですが
どれも時期が早すぎたのか、あまり高い評価を得られていなかったような気がします。